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フェス


幕張メッセでおこなわれた、

SUMMER SONIC

COUNT DOWN JAPAN


同じ場所で開催されながらも、
この2つのFesの違いは面白い。




COUNT DOWN JAPAN

とにかく丁寧だ。


フェス_c0027400_015026.jpg



あらゆるところに主催者側の配慮が見られる。
クロークは1袋千円で何度でも出し入れが可能である点。
仮眠をとる、リクライニング・チェアー、
食事や休憩をするテーブルなどがスペースが
十分な数で設置してある。

ゴミに関しても、
「燃えるゴミ」以外は出ないような仕組みになっている。
食器類のプラスティックの入れ物から
すべて「燃えるゴミ」として扱われ、
あえて利用者に分別をしなくても良いように、
提供する側からのエチケットがある。
そして、そのゴミ箱も数多く設置されていて、
こまめに交換されているため、
ゴミが溢れて、捨てられないということもない。


エリアとエリアと結ぶ通路を「左側通行」にし、
混雑を緩和させようとする狙い。


各ステージの開演時間は「意図して」統一ではない。
当然、すべてのステージを見るのは不可能であるが、
常に音がどこかのステージで聴けるような配慮だろうか。

そして、一方ではあらかじめ聴き手にも、
スケジュールが組みやすくなっていると感じた。

ステージに関しても、EARTH STAGEの広さは圧巻。
後方には長椅子が設置されていたり、
とにかく、細かい気配りが目立つ。

一言で言えば、
「観客の視点で創られた、フェス」といえる。



しかし、
「注意書きの多いフェス」でもある。

「ご起立ください」という
プラカードを持ってフロントエリアで注意を促したり。

● マナー違反
● 場所取りは最低の行為


何度も何度も聴かされた言葉。

言っていることは十分理解出来るし、賛同出来るが、
なんか学校で怒られてるような感じだ。

実際はそれほど規制は多くなかったのかもしれないが、
どうも世話焼き過ぎな感もある。
ただ、ゴミはゴミ箱へ、というのはフェスに限らず
ごく日常の当たり前のことなのだから。

結局、最初から問われているのは
日常のモラルということか。

言われないでも出来る、ってのが理想なんだが。


ダイブやモッシュが禁止という事に関しては、
特にどうこう言うつもりはない。

禁止なら禁止でいいだろう。
ただ、禁止とする以上、どこまで本気で取り組んでいるのかを
明確にしなければ、それはただの「自己満足」でしかない。


とても良いフェスだと思う。
これでまだ3年目だというからオドロキだ。
来年はまた改善される点もあるのだろう。


「こうだったらいいのに」


おそらく、原点はそこにあるんだろう。







●12時ごろ、会場到着

海浜幕張駅から幕張メッセまでは、「ダフ屋のアーチ」を通る。
夏も冬も変わらん光景だ。
要はこの連中がチケットを持っている為に
抽選にハズレて行けなくなった人がいるわけだ。

さっそくクロークを使用。
何度でも出し入れ出来るというのは画期的だ。
これはぜひ、サマソニでも実現してもらいたいもの。



●サンボマスター @EARTH STAGE

駆けつけ2杯。
言いにくい名前をどうにか読んで注文するも、
「ビール」といえば済むことに気づく。

フェス_c0027400_0111689.jpg


コレくらいの位置で聴くことにする。
何でも前に行かなきゃ損する気がしていた時期があったが、
今は後ろでも十分に楽しめることを覚えた。


●休憩
次の曽我部恵一バンドまでの時間をどうするか考えるが、
叫びすぎて喉が渇いたので、アルコール。

とりあえずリクライニングエリアで寝る。
この椅子がまた快適。
かなり無理をしていたので、これは助かった。



●曽我部恵一バンド

早めにGalaxy stage移動し、後方でイースタン・ユースを眺める。
入れ替わりで前に移動。
いつのまにかフロントエリアにいた。
歌わずにはいられない。
周りには、どこかの会場で見かけたことのあるような顔がある。
「おぉ、アナタも来たんだね」という気持ちになる。


●休憩

今回は3バンドのみ目当てだったので
どこにも顔を出さず、飯を食べる。
飯と言っても軽めのもの。
むしろ飲み物の摂取が多い。
アルコール。

最後のZAZEN BOYSまでかなりの時間があるので
ふたたびリクライニングエリアへ。
時間の経過とともに、ここを利用する人が増えていた。



●グループ魂

寝ていたと言っても、横になっているだけなのだが、
EARTH STAGEより聴こえてくるMCが面白く、
つられて中に入る。
とにかく笑えた。
後方で一人、笑い続ける。


●休憩

そのまま次のバンドを座って聴いていたのだが、
いつのまにか寝てしまう。
途中でEARTH STAGEを後にして再び食事。
軽食とアルコール。



●ZAZEN BOYS

フェス_c0027400_0351866.jpg


フロントエリアではなく、この位置でスタンバイ。
このあたりだと、混雑はない。
どうやら次のアジカン待ちの人も多いようだったが
次々にいなくなる。

自由だ。

"半透明少女関係"の祭囃子で気持ちのいい程踊りまくる。

これからも後ろで聴こう。



●帰宅

トリはZAZEN BOYSがふさわしい。
家路へ向かう。
by nishi9ra | 2006-01-04 23:59 | ライブハウスあれこれ
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音楽バンザイな日々

by nishi9ra
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